最近気づいたこと。
自分もいつまでも若い気がしていたけど、それ以上に
自分の母親はいつまでも中年であるイメージが強くて。
それはもしかすると、自分が気がついたとき
既に母はいわゆる中年で。つまり、「お母さん」は
「お姉さん」じゃないというくらいの認識。
(そのころおそらく30代半ば?)
その後も自分が20代になって社会になって働いて何年か
しても母はまだ中年で。(そのころ50代)
その後、たしかに年齢的には60代になったけど、
最近の60代はまだまだ元気で。まだ「高齢者」という
感じは全然しなくって。
実際、その頃の母が一番元気に動き回っている用に見えた。
子育てから開放されて自由な時間が増えて、
趣味で友人たちと旅行をしたり、リュックを背負って
日帰りで野山を歩きまわったりしていた。
なので気づかなかったのだけど。
気がつくと母も60代後半になっていて、しかも
祖母(母の母)が亡くなったり、
若い頃かわいがってくれた母の叔父が亡くなったり…
母自身が60代後半なのだから、一世代上は
80代後半以上だったので自然の流れといえばそうなのだけど。
やはり母はとても気落ちした。
そのうえ、今度は父が病に倒れ、亡くなるまでの数年間、
自宅で介護の日々だったので、母は友人たちと外出するわけに
行かなくなった。夜も細切れ睡眠。
介護が終わった頃、今度は母の友人たちの配偶者や
友人たち自身の訃報が届き始めた。
やはりそうなると母自身も気落ちし始めたし、
介護生活の間にすっかり体力が落ちてしまい、
野山を歩く回ることが出来なくなった。
それでも、私が帰省すると、介護生活の余波で
やたらと早起きになってしまった母は、
朝は5時前から起き出して活動を始めるし、
大量の朝食を作ってくれていたので、
まだまだ元気だなあ…と思っていたのだけど。
それでもやっぱり気がつくと70代になっていて、
さすがに「中年」とは言えなくなっていることに
少しずつ少しずつ私も気づき始めた。
祖母と父のときにいろいろ経験したので、母も
「自分がいなくなったら」とか、「自分が寝付いたら」
とか思うところがあるよう。
私も、祖母のときは初めて近親が亡くなったので
いろいろ学ばせてもらった。
このさき、きっといろいろ未知のことをしなければ
ならなくなるのだろうと思う。
そんな情報に行き当たったときには、
将来の自分のための覚書として残したいと思う。